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業務効率とランキング表示を劇的に改善する7つのSEO自動化ツール

質の悪いコンテンツや有料での被リンク獲得がはびこっていた以前のSEO業界の実態が改善されるにつれて、SEO業務そのものが多様化してきました。検証や修正・改善を含むSEO戦略の構成要素が多様化しているのです。

SEO施策の提案と実施について考えてみると、まるで波に逆らって泳ぐかのような、次々にやることが出てくるように思えます。しかし、だからこそ我々SEOには自動化が必要であり、自分たちがそれを体現していく必要があるとも言えるでしょう。

新しい時代に足を踏み入れていることに言及しましたが、多くのSEO担当者やマーケターにとってまだ新しい領域であることも認識しています。おもしろいのは、私たちは実はすでに日々の業務で自動化ツールを導入しており、そのことに気づいていないだけ、着目していないだけだということです。

自動化がいかにSEO業務に役立つものかをご説明する上で、我々がよく使用しているSEO自動化ツール(自社ツール含む)を7つ選びました。この記事を読んでいただくことで、どのツールのサブスクリプションが必要なのかご判断いただけると思いますし、現在ご使用のツールについては使いこなせていなかった機能を見つけることができると思います。
 

 

1. DeepCrawl’s Automation Hub

 

Deepcrawl Automation Hub dashboard

 

最初に、DeepCrawlが提供するAutomation Hubというツールをご紹介します。これはQAプロセスにおいてご利用いただくツールであり、新しいコードが記述された環境をクロールして、新たに追加したコードが原因となって発生する可能性のある重要なSEO上の問題にフラグを付けることができます。静かにクロールしてSEOの問題を検出して、これらの問題が特定の水準を超えたときにアラートを出してくれるので、SEO担当にとって非常に役立つツールだと思います。

heine社のシニアSEOマネージャーであるSebastian Simon氏によると、heine社ではAutomation Hubを「すべての箇所が想定されたところにリダイレクトされているかを確認」するために利用しており、「問題が生じる可能性のある変更に関して通知してくれる機能があることでとても安心できる」と考えているようです。

DeepCrawlとしてはすでにいろいろな場でお伝えしているところではありますが、SEOチームにとってSEO Automation Hubがご提供できる価値としては次のような点をはじめとして、数多くあります。

  • SEO上のエラーをリリースする前に把握できる
  • 労働集約型のマニュアル業務に使う時間が減り、より戦略的な業務に注力できる
  • SEO施策を開発パイプラインに乗せることでSEO中心の文化を構築できる

 

2. WordLift

wordlift homepage
WordLiftはGoogleからの提案をベースに改善アイデアを集めたり、コンテンツ作成のヒントを得たりするのに非常に便利なツールです。構造化データのマークアップを自動化するために自然言語処理やlinked data publishingを使用する、セマンティックSEOツールという位置づけです。要するに、これは記事を解析して、テキストを機械が読みやすいような形式のコンテンツに変換してくれるツールです

WordLiftの詳細や、それを使うことでSEO業務をどのように効率化できるかという点についてはwordlift.ioをご確認ください。
 

 

3. Little Warden

 

Little Warden product

 

Little Wardenも広く使用されいているツールの1つであり、これはDom Hodgsonさん・Heather Hodgsonさんという夫婦により開発・管理されています。これまでご紹介してきた他のツール同様に、Little Wardenを使うことでエラーや変更点、ステータスを自動でチェックすることができ、結果として日々の業務において時間のかかるマニュアル作業から開放されます。

Corefinity.com社取締役のNavid Nadali氏からは「Little Wardenを使うことで退屈な作業を軽減でき、それにより本来の業務に集中できるようになりました。今ではこれは我が社に欠かせないツールとなっています。」 とのコメントを頂いています。
 

 

4. SpeedCurve

Speedcurve homepage

SpeedCurveはリアルユーザーモニタリングを使うことで、サイトにおける実際のユーザー体験を把握できるツールです。直帰率やCVR、セッションに対する表示速度の影響、そして表示速度がUX全体にもたらすインパクトを知ることができます。現在30日のトライアルを提供しており、今後も必要なツールなのかをじっくりと見定めることができます。
 

 

5. Robotto

Robottoという名前から想像できるように、このツールには非常にたくさんの自動化機能があります。

Robotto homepage

Robottoを使用することで、サイトのポートフォリオ全体をより効率的に管理することができます。サイト変更履歴を保存したり、そのままにしておくとパフォーマンスに大きな影響を与えてしまう可能性のあるサイトの重要な要素における変更点に対して、すぐに詳細なメールアラートを送ったりすることができます。

Robottoが検出して通知するのは、マルウェアのステータスアラート、robots.txtファイルの変更、HTTPレスポンス、ドメインの期限切れなどです。
 

 

6. Sistrix

Sistrixはサイトや競合分析結果を可視化するグラフとしては有名ですが、まだみなさんがご存じないであろう機能が他にもあります。例えば、Optimizerタブの中にそうした機能の1つがあります。”Content Assistant” と呼ばれるもので、他の業務をしている間にトピックに対するキーワードを自動的に見つけてきてくれる機能です。

optimizer.sistrix.comから直接ツールをロードすることができ、新しいコンテンツを含むページのキーワードリサーチにかけられる時間が限られている場合にはとても便利です。
 

 

7. Hamlet Batista氏によるタイトルやメタディスクリプションの自動化スクリプト

Hamlet batista SEJ article screenshot
質の高いタイトルとメタディスクリプションの作成という最もリソースのかかるSEO業務において、PythonとJavaScriptコードの使用を最小限に抑えながら自動化を進めていくことができます。 Hamlet Batista氏は昨年、 Search Engine Journalにてこのトピックに関する記事(英文)を公開しているので、より詳細を知りたい場合は読んでみてください。

このツールを使いこなすには、他のツールに比べると多少技術的なノウハウが必要ですが、大規模ドメインにおいてタスク処理を高速化したいと考えている意欲的なテクニカルSEOやSEOアナリストにとっては非常に有効なツールと言えるでしょう。Hamlet氏は、「(現在のような)難しい時代には業務を効率的にこなし、短時間かつ低リソースで遂行していくことが、いつにも増して求められる。」と指摘しています。

我々DeepCrawlとしても全く同感です。
 

 

まとめ

この記事を読んで、すでにこれらのツールのいずれかを使える状態だったことに気づいたら、今すぐこれらを使ってみて自社のSEO業務におけるマニュアル作業を減らすために活用しましょう。以前から使っているツールだと、再度使ってみるときに新しい機能や特徴に気づくことがよくあります。

もしこれらのツールのことを知らなかったのであれば、ほとんどのツールが録画/ライブデモを提供しているので、気にあるSEO自動化ソフトウェアを有効活用していきましょう。