Googleデータポータル テンプレート

Rachel Anderson
Rachel Anderson

2021-04-01公開

DeepCrawlのGoogleデータポータルコネクタを使うと、コードの知識がなくてもGoogleデータポータルで直接DeepCrawlのデータを使うことができます。そして、GoogleデータポータルでDeepCrawlデータの活用にお役立ていただけるよう、Googleデータポータルのテンプレートを作成しました。

DeepCrawlのGoogleデータポータルのテンプレートは12ページあり、DeepCrawlのGoogleデータポータルコネクタの3つのデータタイプをベースに作成されています。以下がその一覧で、テンプレート名 − データタイプで記載しています。

Googleデータポータルではあらゆるカスタマイズが可能なので、このテンプレートは単なるスタート地点として捉えてください。ダッシュボードの各ページやそれぞれの目的についてこの記事で確認したら、続けてサイトにとって更に役に立つテンプレートにするためのカスタマイズのヒントを探してみてください。
 

 

はじめにすること

Googleデータポータルでテンプレートを設定するには数多くの方法がありますが、DeepCrawlでは以下の手順を推奨しています。

手順1:まず、以下のリンクを使用して3つのデータソースを作成してください。

※このテンプレートではチェックボックス“「Crawl Selection」がレポートで変更されることを許可します”を選択する必要があります。これを行わないと、テンプレートが正常に機能しなくなります。

手順2:Googleデータポータルのアカウントでデータソースが3つすべて表示されたら、DeepCrawlのGoogleデータポータルのテンプレートを開き、以下のプロセスに従って進めてください。

  1. ヘッダーのコピーアイコンをクリックして、ポップアップが表示されるのを待ってください。
  2. “新しいデータソース” を、手順1で作成したデータソースに合わせて変更してください。Data Source Selector in GDS
  3. “レポートをコピー” をクリックしてください。新規データソースがテンプレート内に読み込まれます。

 

 

全体サマリー ページ

現在DeepCrawlのツールで複数プロジェクトを管理されているでしょうか?複数のサイトや、サイトの一部に関するプロジェクト、ユーザーエージェントやその他詳細設定に特化したプロジェクトなどがあるかと思います。1つのアカウントで同時に複数プロジェクトを管理している場合、これからご説明する最初の2ページが役に立ちます。(複数プロジェクトを管理していない場合はページを削除しても問題ありません).

全プロジェクトのページ内訳レポートをモニタリングする

最初のページはツール内のメインダッシュボードで見る画面と似ていて、種別でページを分類しています。ツールと異なるのは、1プロジェクトずつではなく1度に全プロジェクトを確認できるという点です。ページ上部の表では最新クロールと前回クロールを比較し、その下のグラフはページの内訳を時系列で表示しています。

Projects Pages Types

全プロジェクトのHTTPステータスコードレポートをモニタリングする

2つめのページでは、HTTPステータスコードグループごとに検出したURL数でプロジェクトを分類しています。過去数回のクロールで検出された各プロジェクトの200番台のページやリダイレクト、サーバーエラー、破損ページの数を、ツールで個々のプロジェクトに入ることなく確認することができます。前述のページと同様に、上部の表では最新クロールと前回クロールを比較し、その下のグラフではページの内訳を時系列で表示しています。


 

 

セグメンテーション ページ

次の2つのページは、同じものをセグメント別に説明したものになります。これらのページは全体サマリーのページと似たフォーマットですが、セグメントで分類されているという点が異なります。セグメンテーションにピンとこない場合、お使いのDeepCrawlアカウントではまだ機能が有効化されていない可能性があります。セグメンテーションにより、プロジェクトを小規模なデータセットに分割することができます。例えば、商品ページセグメントやカテゴリぺージセグメント、ブログページセグメントなどがあります。この機能により、ツール内でさらに細かくページグループを分析することができます。

セグメンテーションが何かお分かり頂けたかと思いますが、これをダッシュボードで使うにあたり注意すべき点がまだいくつかあります。GDSで困難な問題に直面してしまわないよう、これからご説明します。

コネクタ設定の3つのセグメンテーションオプション

セグメンテーションにおいてデータをインポートするには、以下の3つの選択肢があります。

Segmentation Options

”Use Segmentation with All URLs Segment” を使う場合、各セグメントが2回カウントされることになるため(1回目はセグメントとして、もう1回は ”All Pages” として)、表示されるURL数が増加してしまいます。

同じセグメンテーション設定のある複数プロジェクト向け機能

同じページ構造を持つサイトが多数ある場合、セグメンテーションページ内のプロジェクトのソート機能が便利です。各プロジェクトのすべてのセグメントを同じ名称にする(例:全プロジェクトに”Blog”というセグメントがある)ことで、全プロジェクトの各セグメントのページ数がテンプレートに表示されます。つまり、全プロジェクトのうち破損した”Blog”ページの数を1度に確認することができるということです。その後、特定のプロジェクトを参照したい場合は、プロジェクトフィルターを使って結果の絞り込みを行い、そのプロジェクトのセグメントだけを表示することができます。

セグメンテーションページ

この例では、サイトの各セクション(World、USA、Top Level Pages、Technology)にセグメントを設定しました。他に一般的に行われる設定としては、ECサイトのプロダクト、カテゴリ、店舗所在地、ブログセクションが挙げられます。このように分類を行なうことで、特定のページテンプレート上の問題点を比較的早期に発見することができます。

全セグメントのページ分類レポートをモニタリングする

1つめのページでは、すべてのページや主要なページ、重複ページ、2ページ目以降のページ、モバイルAlternate、インデックス不可ページ、200以外のページ、失敗したURLというカテゴリに該当するページ数を表示しています。セグメントで分割されているため、サイト全体ではなくサイトの特定セクションの変化を確認することができます。前述の通り、セグメントに”All Pages”を含める場合、セグメントページが、各セグメントのレポートとAll Pagesセグメントのレポートをそれぞれ別で表示することにご留意ください。問題のあるページの合計数を計算する際に思い出していただければ問題ありません。

Segmentation Page Types

全プロジェクトのHTTPステータスコードレポートをモニタリングする

2つめのページでは、各セグメントのHTTPステータスコードをモニタリングできます。上部の表では、最新のクロールと前回のクロールの比較を行なっており、下部のグラフは、200ステータスやリダイレクト、壊れたページ、時間切れでのサーバーエラーレスポンスをセグメント別に表示しています。このページでも、”All Pages”をセグメントに含める場合は注意が必要です。

Segmentation HTTP Status
 

 

問題点 ページ

GDSコネクタではツールの通常のレポートに加えて、問題点レポートを取得することもできます。

Issues Report

通常、DeepCrawlの問題点レポートはクロールから検出した潜在的な問題点を数多く表示するため、ページ上部のグラフでは、影響を受けているURL数から割り出した上位10個の問題点に絞り込んでいます。

ページ下部の表はツールから取得したすべての問題点を表示していて、問題の深刻度を優先して、そして次に影響を受けているURL数でソートされています。

”深刻度スコア”という指標をツール内で目にしたことはないと思います。これはツール内で問題点の重要度を決定するための計算で使用されている指標です。このアルゴリズムでは、高いスコアの方が低いスコアよりも悪い状態であるということを知っておけば十分です。

Issues Page
 

 

タスク ページ

コネクタでは、DeepCrawlのタスクマネージャからレポートを取得することもできます。ツール内で作成されたすべてのタスクは、このレポートにて利用可能です。

Task Manager

ページの説明の前に、いくつか明確に定義しておくべきことがあります。

”確認済み”と”未完了”の意味

“確認済み”は、タスクが作成された時に影響を受けていたURL数を示し、”未完了”は、最新のクロール時も依然としてその問題の影響を受けているURL数を示しています。

タスクコネクタ内の ”レポート” の意味

タスクの多くはツール内のフィルタを適用したデータのサブセットから作成されるため、“レポート” が何を表示しているか疑問に思う方がいるかもしれません。この項目は、最初にタスクが作成された際に使用されていたレポート名を取得しています。例えば、破損ページレポートを参照し、“/product”を含むURLにフィルタをかけ、サイトマップ内の有無を”有”にしていたとします。タスク作成元のレポートであるため、テンプレート内のこのタスクのレポート項目には“破損ページ (4xxエラー)”が表示されることになります。どのレポートを元にタスクを作成したか思い出せない場合、タスクマネージャにアクセスしてタスクをクリックしてください。元々のタスクを作成したレポートが、フィルタリングされた状態で表示されます。

タスク ページ

テンプレートの画面左端では、最新のクロールと前回のクロールを比較した情報から”確認済み”と”未完了”のURLをトラッキングしています。

ページ上部のグラフでは、各タスクの影響を受けている”未完了”のURLを時系列でモニタリングしているのに対し、下の表は最新のクロールと前回のクロールを比較して、タスクやプロジェクト、レポート、”確認済み”のURL、”未完了”のURLの情報を表示しています。DeepCrawlのタスクマネージャに数多くのタスクが作成されている場合、ページを見やすくするために特定のプロジェクト、レポート、タスクタイトルでグラフを絞り込むと良いかもしれません。

Tasks Page
 

 

プロジェクト詳細テンプレート

次にご紹介する5つのテンプレートページは特定プロジェクトでの使用を想定したものですが、複数プロジェクトやセグメンテーション向けにフィルタリング機能も備えています。

レポートに複数プロジェクトをインポートしている場合、まったく問題ありませんが、ヘッダを使用して表示したい特定のプロジェクトにフィルタリングを行う必要があります。これを行わないと全プロジェクトの合計が表示されることになり、あまり役立つデータとなりません。また、セグメントに加えて”All Pages”セグメントを取得した場合、デフォルトでは”All Pages”とセグメントが表示されることになり、各セグメントで影響を受けたURLが重複して表示されることを覚えておいてください。

残りのテンプレートページはレイアウトが似ています。上部のスコアカードでは、並んでいる各指標に関して前回のクロールと最新のクロールとの変化を表示しています。左側のグラフでは、各プロジェクトの最新のクロールのデータのみを表示しています。右側のグラフは左側のものと同じ指標を使用していますが、時系列での変化を表示しています。

ページ内訳&Canonicals ページ

プロジェクト詳細テンプレートの1つめのページは、DeepCrawlツール内のダッシュボードで見かけるものと同じ情報を数多く表示してます。ページ内訳やHTTPステータスの内訳、Canonicalは、ツール上で最も頻繁に使用されるテクニカルSEOレポートの一部を表示しています。

最新クロールデータの200以外のページのグラフではツールの200以外のページレポートのデータを表示していますが、ツールのようにクロール日付の切替を行なう必要なくトレンドデータを確認できます。

Non-200 Pages In App

Canonicalセクションでは、ツールのいくつかのレポートで散見されるCanonicalに関するデータを、最新のクロールデータ、そして各指標のトレンド変化の2つのチャートで表示しています。

Page Breakdown & Canonicals

コンテンツ ページ

コンテンツダッシュボードページの目的は、クロールで検出された一般的なコンテンツに関する問題の概要を提供することです。テンプレートでは、各種タグがないページ、薄いページ、重複コンテンツの問題だけに表示を絞っていますが、タイトルやディスクリプションが長い・短いといった指標もコネクタに含まれており、簡単にテンプレートに追加することができます。

上部のスコアカードチャートには、下部のコンテンツと重複グラフからいくつかの指標がピックアップされており、それぞれについて直近のクロールと前回クロールの比較を行っています。

レポートのコンテンツセクションでは、最新クロールのデータを左側に、トレンドデータを右側に表示しています。タイトルやディスクリプションの長短に懸念がある場合、このチャートにそれらの指標を追加してウォッチしていくと良いでしょう。

重複チャートでは、ページやコンテンツ、タイトル、ディスクリプション、それぞれの重複の問題を、直近のクロール結果に加え、時系列での結果もトラッキングしています。

Content Review

内部リンク&外部リンク ページ

他にツールでアクセスが多いレポートは、内部リンクと外部リンクに関するレポートです。Majesticのリンクデータを使用しているプロジェクトでは外部リンクレポートの量が多くなりますが、、そうでなければ外部リンクレポートに0が表示されます。

ダッシュボード上部のスコアカードには、最新クロールと前回クロールを比較した重要度の高いレポートがいくつか表示されています。ページの残りの部分は、内部リンクと外部リンクの各セクションに分かれます。

内部リンクのセクションでは、サイトのページ間で発生する可能性のあるリンクの問題だけでなく、自サイトから他サイトへのリンクの問題を表示しています。他ページと同様に、こうしたデータは最新のクロールとトレンドデータチャートで可視化されています。

Internal Links & Backlinks

もちろん、これらのレポートではお客様のサイトにおけるすべてのニーズが満たされない場合には、ページに取得できるリンク関連レポートが他にもたくさんあります。

サイトマップ ページ

よくある問題の1つは、サイトマップがベストプラクティスに準拠していない場合です。サイトマップダッシュボードの上部には、サイトマップ内の誤りがあるページ、サイトマップにないページ、そして破損の可能性のあるXMLサイトマップ関連のスコアカードがあります。

下部のチャートには、その他ツール内でよく参照されているサイトマップ関連のレポートを表示しています。他のダッシュボードページと同様、左のチャートは最新のクロールのデータを、右のチャートは同レポートのトレンドデータを表しています。

Sitemap Page

トラフィック ページ

最後のページは主にトラフィックについてです。このデータは、DeepCrawlのプロジェクトをGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールと連携することで取得されるため、データ連携を行なっていない場合はデータが取得されないという点に注意してください。

ページ上部のスコアカードでは、DeepCrawlにあるトラフィックレポート関して、前回クロールと直近のクロール比較データを表示しています。これらのレポートはページ下部にも存在していて、左のチャートでは最新クロールデータを、右のチャートでは時系列的に影響を受けたURL数を表しています。

Traffic Metrics
 

 

その他のカスタマイズ

このテンプレートは、GoogleデータポータルによるDeepCrawlデータの活用に関して言えば、氷山の一角に過ぎません。GDSで構築されたテンプレートのため、まだまだ多くの(この記事でご紹介していない)コネクタから様々なデータを取得することができます。ご自身でカスタマイズをはじめていただく前に、サイトのニーズに合わせてテンプレートをカスタマイズする方法を7つご紹介します。

  1. サイトでHreflangを使用している場合、ダッシュボードの別ページにHreflang関連のレポートを取得しましょう。そうしなければ、HTTPステータス&Canonicalページが長くなってしまいデータの整理が非常に煩雑になってしまいます。
  2. コンテンツページに、タイトルやディスクリプションが短い・長いという項目を追加しましょう。これらのデータは、ツールの詳細設定で扱いやすいレベルにカスタマイズ設定を行っておくようにしましょう。
  3. DeepCrawlでカスタム抽出とフェッチ時間レポートを使用して、ページ表示速度の指標をトラッキングしてください。Lighthouse指標を取得するカスタム抽出の作成方法については、こちらの記事をご覧ください。
  4. ページ上に強調して表示されている特定のレポートに固有のタスクがあるプロジェクトの場合、それらのタスクを他のデータと一緒にトラッキングすることをお勧めします。コネクタのタスクセクションの”レポート”項目を使うと、関連タスクのみの表示に絞り込むことができます。
  5. GoogleサーチコンソールのGDSコネクタを使ってより多くのデータを活用しましょう。GSCコネクタを使って同じ日付範囲の合計クリック数やインプレッション数をGSCのコネクタで取得してください。DeepCrawlのレポートで検出された問題点を解決する上で、クリック数やインプレッション数が改善しているか確認しましょう。
  6. GoogleアナリティクスのGDSコネクタを使用してより多くのデータを活用しましょう。DeepCrawlのレポートで検出された問題点を解決する際にオーガニックセッションの改善や直帰率の低下、コンバージョンの向上が発生しているか確認しましょう。
  7. トラフィック ページに関して、特定のレポートで検出された問題解決に苦労している場合(例:トラフィックのあるリダイレクトページ)、301リダイレクト、リダイレクトチェーン、リダイレクトループ、クロールで検出された内部リダイレクトといった他のリダイレクト関連レポートをこのページに取得して、これら問題の発生経緯・原因を詳しく調べましょう。

Author

Rachel Anderson
Rachel Anderson

Rachel AndersonはDeepCrawlのテクニカルSEOアナリストです。Googleデータスタジオでのデータの可視化や、テクニカルSEOの問題解決を担当し、私生活では庭仕事や発酵食品を作ることを楽しんでいます。

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