バックリンクの監視ツールは、ビジネスオーナーやSEO担当者が自社のサイトへのリンクの質と量を把握するのに役立ちます。DeepCrawlはMajesticと提携し、ユーザーがバックリンクデータをクロールデータに迅速かつ効率的に連携して高度なSEO上の問題を特定できるようにしました。
Majesticとは?
Majesticは、サイト所有者が自社サイトへ向けられた外部リンクを表示および追跡できる優れたバックリンク監視ツールです。
MajesticをDeepCrawlに連携する利点
MajesticのバックリンクデータとDeepCrawlの連携は無料であり、ユーザーがは更にレポートを充実させることができます。連携により、DeepCrawlユーザーは以下のようなことが可能になります。
- バックリンクがある孤立したページを特定する
- バックリンクがある壊れたページを見つける
- バックリンクがあるインデックスできないページを特定する
- MajesticのデータをDeepCrawlの250もの指標と組み合わせて、レポートをカスタマイズする。
これらの特別なレポートを使用するには、DeepCrawlのプロジェクトにクロールソースとしてMajesticが追加されている必要があります。
DeepCrawlにMajesticを登録する
1. DeepCrawlプロジェクト設定のソース設定に移動します。
2.バックリンク設定までスクロールして、[このプロジェクトにMajesticを使用する]を選択してください。
3.[Majestic詳細設定]をクリックしてください。
4.DeepCrawlがMajesticのバックリンクデータを用いてクロールするUページ数としてURLの上限を指定してください(これにはアカウントのクロールクレジットを消費します)。
5.ドメインのバックリンクデータの取得には2つの方法があります。
- プライマリドメイン:DeepCrawlのプロジェクト設定で設定されたプライマリドメインを使用し、そのプライマリドメインに基づいてHTTPページ、HTTPSページ両方のデータを取得します。
- ルートドメイン:DeepCrawlで設定されたプライマリドメインのルートドメインを使用します。
6.データ取得のオプションを選択したら、次にバックリンクデータを取得するインデックスを選択してください。
- フレッシュインデックス:更新頻度は高いが小規模なリンクのデータベースを使用します。
- ヒストリックインデックス:更新頻度は低いものの大規模なリンクのデータベースを使用します。
インデックスの選択の詳細については、Majesticのブログの記事であるヒストリックインデックスとフレッシュインデックスの比較(英語)をご覧ください。
Majestic指標の説明
以下の指標が抽出され、DeepCrawlに格納されます。
- バックリンク数:このページへのバックリンク数を示します。
- バックリンクドメイン数:このページへバックリンクしているドメインの数を示します。
Majesticデータを使用したレポート
DeepCrawlとMajesticを連携すると、DeepCrawlはより重要度が高くインデックス可能なページの高度なSEO上の問題点を特定することができます。以下のレポートを使用すると、検索順位表示に重大な悪影響を及ぼす可能性が高い問題の詳細を見ることができます。
- バックリンクのあるページ
- バックリンクのある孤立したページ
- バックリンクのないページ
DeepCrawlのソースギャップレポート
DeepCrawlは問題点のレポートを提供するだけではなく、以下のようなサイト上のバックリンクをもつページの理解を促進しす。
- リダイレクトURL
- 壊れたページ
- 許可されていないURL
- 許可されていないURL(未クロール)
- Nofollow設定ページ
- インデックス可能ページ
- 発リンクのないページ
- インデックス不可のページ
よくある質問
Majestic連携における制限はありますか?
このアドオンには以下の制限があります。
- カスタム指標:Majesticにはツール上でTrustRankとCitationFlowを含む様々な指標があります。現時点でDeepCrawlはバックリンクとドメインカウントのみを保有しており、基本的にこれらの指標を保管していません。
- 50,000URL:DeepCrawlはMajesticのバックリンクデータから最大で50,000ページまでクロールします。
MajesticとDeepCrawlを連携させる方法
DeepCrawl独自のMajesticアカウントを使用しているため、ユーザーがサイトのバックリンクデータにアクセスするために個別のアカウントを持つ必要はありません。
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- クライアントがソース設定でMajesticを選択する。
- DeepCrawlがプロジェクト設定のプライマリドメインを使用する。
- DeepCrawlがMajesticのAPIへプライベートアカウントの認証情報を使用してリクエストを送信する。
- MajesticのAPIがDeepCrawlのリクエストを許可する。
- DeepCrawlがMajesticのリンクインデックスから最大500,000URLをリクエストする。
- DeepCrawlがクロールしたURLに対するバックリンクのカウントを保存する。
- すべてのMajesticデータを保存し、クロールへと抽出、その後レポーティングを行う。
なぜプライマリドメインやルートドメインを選択する必要があるのか。
ルートドメインのオプションは、プロジェクトに追加されたセカンダリドメインに関して、バックリンク指標をクロールして抽出するのに便利です。
例えば、https://www.deepcrawl.comがプライマリドメインとして使用されているプロジェクトに、marketing.deepcrawl.com/やblog.deepcrawl.com/をセカンダリドメインとして追加した場合、DeepCrawlはMajesticのバックリンクデータに含まれるサブドメインすべてをクロールします。
プライマリドメインオプションでは、DeepCrawlのプロジェクト設定上のプライマリドメインを使用して、プライマリドメインに基づきHTTPまたは非HTTPページを抽出します。
例えば、プライマリドメインのwww.deepcrawl.comはwww.deepcrawl.comのURLのみをクロールして、marketing.deepcrawl.comはクロールしません。
フレッシュインデックスとヒストリックインデックスどちらを選択すべきか。
フレッシュインデックスは、新しいのMajestic上のバックリンクのデータソースです。例えば、過去5年間分などの古いバックリンクのデータが必要な場合は、ヒストリックインデックスを使用してください。
DeepCrawlはバックリンクのアンカーテキストを取得しないのか。
いいえ。DeepCrawlは各URLのバックリンク数とバックリンクドメイン数の指標のみを取得します。
他のSEOツールのバックリンクのアップロードは可能か。
はい。プロジェクト設定のステップ2で手動アップロードオプション を使用すると、主なバックリンクツールのバックリンクをアップロードすることができます。
MajesticとDeepCrawlに関してさらに質問がある場合
もしMajesticとDeepCrawlに関する質問がある場合は、お気軽にお問い合わせください。